カメラについて

今まで色々なカメラを使ってきました。
仕事でフィルムカメラはNikon、ハッセルブラッド、マミヤ6×7、PENTAX6x7、リンホフカルダン4×5、ジナーP2 4×5デジタルカメラはNikon、Canon、Kodakなどを使ってきました。

思えば蛇腹付きのノスタルジックな4×5カメラなど今となってはすごーく昔のようです。
(実際4×5カメラはカメラ初期のカメラオブスキュラと呼ばれたピンホールカメラと原理は同じ)このカメラはプリズムが無いので後ろのすりガラスに映る画像は左右、上下反対で、黒い布を被って確認するのですが慣れないと大変です、、。
しかしシンプルな構造の割に機能は優れていてパースの調整(建築写真に有利)やピント面の調整などがアオリの作業でできてしまいます。
なので一眼レフカメラのレンズでもその機能を真似たNikonではPCレンズ、CanonではTSレンズがあります。

しかしphotoshopの性能が年々上がりわざわざ撮影でアオリを使用しなくても良いと思います。
4×5カメラに使用するレンズはレンズボードさえ合えば、どのメーカーの4×5カメラでも使えることが利点で、絞りも64fまであるレンズが多くアオリと合わせてパンフォーカス(画像の手前から奥までピントがあっている事)にする為には有利でした。「絞りすぎるとシャープネスは落ちますが」
逆にアウトフォーカスにすることもでき風景をミニチュア風に撮影した写真などは、初めは4×5カメラなどが多用されていました。
蛇腹付きのカメラは他に5×7、8×10などのより大きなサイズのカメラもあり(数字は全てインチサイズで4インチx5インチのシートフィルムを使うカメラという意味です。)8×10などを使うと経費がかかりすぎて使えませんでした。
しかし昔の有名作家の写真は8×10のコンタクトプリントでの作品が多く(多くはモノクロ)写真展なのでオリジナルプリントを見ると、その美しさは素晴らしかったです。特に階調が豊かなことが良くて、デジタルにはない奥深さがあります。
デジタルは最近は16bitで編集ができるようになっても、まだアウトプットは8bit(0~256階調しかない)が多いのでのなかなかアナログの無限な階調には及びません。


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ブローニーフィルム(120フィルム)を使うカメラでの撮影が多く、その代表格はハッセルブラッドでレンズが非常に高価ですが、その解像度は抜群で人物の髪の毛の解像状態をマミヤなどと比べると一目瞭然でした。ワイドレンズの局面収差なども優秀でしたが近年NikonやCanonのレンズもかなり良くなっています。(その分値段も上がりましたが、、)
PENTAX6x7は一眼レフカメラをひと回り大きくしたようなカメラで動きのある被写体の撮影に便利なカメラでしたが、ポラロイドでテスト撮影ができないので商品撮影とかには不向きでした。

今は全てデジカメで撮影していますが、ふと振り返ると苦労するけどアナログもよかったな〜と思います、、。



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