三脚は仕事ではスタジオは大型一脚、ロケではジッツオを使用していました。
昔、4×5カメラなどを載せる場合、何よりも安定性が求められていたので重いジッツオが最適でした。ジッツオは種類が豊富で頑丈な所が良く(荒っぽく扱っても壊れません、、)雲台の安定性もあります。センターポールを外して平版を付けるとローアングルが可能なところも長所です。
ジッツオはフランスのメーカーで100年以上の歴史を持つ会社でしたが、今はイギリスのVitecに移ってイタリアで生産しています。(マンフロットも同じグループ)
それだけ長い間世界中で使用されているのはジッツオだけでしょう。
ただ値段が高いのが欠点で15万円以上の組み合わせ(脚と雲台は別売)はザラです。
プライベートな使用では、ジッツオでも軽いカーボン製の三脚になると思いますが、ますます高価ですのでお勧めしません。
個人的に使っているのはクイックセット(ハスキー)の三脚でアルミ製なので重いですが雲台の使いやすさはジッツオよりいいと思います。「ジッツオの脚にハスキーの雲台の組み合わせもありです」
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三脚選びのポイントはまず全伸高で、、目線の高さ-10cm位又は「身長×0.75」位が目安とされています。
次に脚のパイプは太い方が安定感がありますので、太さと段数のバランスを考えます。
「段数が少ないほど最下段のパイプが細くならないため安定性が増しますがコンパクトさは無くなります」 脚の固定方法ですが個人的にはナットロック式が、増し締めもできて良いと思います。
後は雲台で写真用は主に2種類「自由雲台、3Way雲台」あり、自由雲台はコンパクトですが微妙な調整は苦手です。3Way雲台は、上下・水平・回転の調整と固定をそれぞれ独立してできる雲台で構図をしっかり決める撮影に適しています。
ミラーレス一眼デジカメで使用する前提でお勧めは、軽さと程々の値段の中で選ぶとすると①Manfrotto Befree GT XPRO カーボンT三脚キット
カーボン製とアルミ製があり、少しでも軽くしたいならカーボン製で値段は68,000円位アルミ製だと45,000円位です。
コンパクトながら耐荷重10kgありアングルが自由にとれるのが魅力です。最伸高が162cmと少し低いのと雲台の操作感が難点です。
マンフロット|Manfrotto befree GT XPRO カーボンT三脚キット MKBFRC4GTXP-BH [4段][MKBFRC4GTXPBH]
②VANGUARD VEO3 263CP
カーボン製で耐荷重6kgあり、3Way雲台でマルチアングルが可能な多機能な三脚で、最伸高173cmです。「値段は60,000円位」
バンガード|VANGUARD VEO 3+ 263CPS [3段 /3WAY雲台]
③ハスキー(HUSKY )セミショート4段
アルミ製で耐荷重10kgあり、最伸高175cmです。「値段は個別のタイプ合計で80,000円位」
アメリカのクイックセット社が1960年代に発売し、それ以来デザインが変わらないユニークなメーカーですが現在は日本で製造しているらしいです。
ハスキーの良さは雲台に尽き、微妙な調整ができ固定もし易いです。
脚と雲台が固定タイプか別売りタイプがあり、個別のタイプはネジの太さが2種類(太ネジ、細ネジ)あります。雲台が使いやすいので他の三脚と併用する事も考え個別タイプをお勧めします。
シンプルな構造の三脚なのでローアングルはできません。
欄外 VANGUARD VEO3T 265HABP
トラベル三脚の部類ですが耐荷重12kgあり、自由雲台に取り外し可能なパンハンドルがつき、
さらにスマートフォンフォルダーや自撮り棒にもなるまさに次世代のマルチユース三脚。
最伸高166cm 「値段はアルミで36,000円位」
以上超個人的なお勧め三脚でしたが、良いもので長く使用するのが結局得だと思います。
バンガード|VANGUARD VEO 3T 265HABP [5段]
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