2030年、約10年後にすべてが加速する世界になると書いた本があります。
ピーター・ディアマンディスさんが書いた本で、広範囲にわたって変化が加速する世界を描いていてとても示唆に富んだ本です。色々なテクノロジーが融合(コンバージェンス)して指数関数的(エクスポテンシャル)に発達することを解説していて、とても考えさせられました。
ロシアがウクライナに侵攻するなど、とても考えられない事が起こっている今日この頃ですが、テクノロジーは確実に進化し続けるでしょうし、「過去20年位でもインターネットの普及、スマートフォン、SNSの登場など変化がありましたが」AI、ブロックチェーン、CRISPRなどのバイオテクノロジー、量子コンピュータなど凄い変化を起こしうるテクノロジーが目白押しで、しかもそれが融合して発展すると想像できない様な変化が起こるかもしれません。
量子コンピュータは、現在量子アニーリング方式(組み合わせ最適化問題を解くことくに特化)のコンピューターが実用化されましたが、超低温下での超伝導が必要なため機械が大きくとても高価です。
しかし量子コンピュータの本命は常温で量子ゲートを用いた汎用型で、光量子方式やイオントラップ方式など実用化が近づいています。「ノイズの影響などによるエラーの解消が課題」
もし量子プロセッサーがパソコンに搭載されるような時代になると、色々なところで技術的特異点(シンギュラリティ)が起こりそうです。
AIはその筆頭で、やがて真の意味での汎用AI(AGI)が実現し、その波及効果は想像すら難しく、電話で話している相手が(コールセンターなど)人間なのかAIなのか分からなくなる様な事例が至る所で起こるでしょうし、新しい医薬品、化学物質や材料の開発スピードが凄く早まるでしょう。
教育分野での活用も活発になり、今の画一化された教育が根本的に変化するのではないでしょうか?
例えば「AI教師の元、小学生でバイリンガルになり中学生で今の高校位までの基礎を身につけ、高校以後は自分の好きな分野の研究過程に入るような」
押し付け教育ではなく、自由な発想で学べる環境はもしかしたら人間の脳の能力を押し広げスーパー世代の登場があるかもしれません、、。
プラス面の話ばかりしてきましたが、仕事が無くなるなどマイナス面もあるでしょう。
産業革命の頃から幾度となく訪れた変革で仕事が変化しましたが、減る仕事以上の雇用が生み出されてきた事実があります。なのでスキルの変化に対応すれば未来は明るいと思います。
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