Adobe Bridge解説

Adobe Bridgeは、画像ファイルやAdobe関連アプリケーションで作成したファイルを管理するためのアプリケーションです。
Adobe Creative Cloud アプリケーション(Photoshopなど)を初めてインストールする方は、Creative Cloud デスクトップアプリケーションもインストールされますので、そこよりBridgeをダウンロードできます。  「Adobe Bridge自体は無料です」

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Bridgeは他のソフトに比べてプレビュー機能が優れていて、画像を拡大して見たい時は画像を選択した状態でスペースキーを押すと、全画面表示になりマウスホイールの操作で1600%まで拡大して画像を閲覧できます。
Photoshopで画像処理するRawデータを選んだり、選んだ画像ファイルを別のフォルダに移動可能で、不必要なファイルはゴミ箱に移動できます。またファイルに星印をつけてレーティングしたり画像を一括処理できたりします。
この様に写真を整理するための機能が揃っているので、溜まっている写真データを整理、管理するのに非常に便利に使えます。

「Adobe Bridge2023 Mac版で解説」
Bridgeにはプレビュー機能以外にも便利な機能がいくつもあります。
・Rawデータの現像処理と一括処理への連携
・ラベルとレーティングの機能
・検索・フィルター機能 (フィルターパネルで、ファイルタイプ、作成日などの項目にチェックを
付ければ、該当するファイルのみの表示が可能)
・ファイル名の編集機能(ファイル名をバッチで変換も可能)
・スマートコレクション
・コンタクトシートを作れる(サムネイルが一覧になったもの)

まず最初に表示方法をワークスペースの8種類の中から選びます。
写真の整理に使うには初期設定でスペース配分を自分なりに変えるか
フレームの縦横のラインにポインターを置くとサイズが変えられます)
又は、フィルムストリップかプレビューで作業すると見やすいです。
(下記写真参照 初期設定)

(下記写真参照 フィルムストリップとプレビュー)




[Rawデータの現像処理と一括処理への連携]
Bridge内でRawデータをダブルクリックするとCamera Rawが立ち上がりますので、現像処理を行い完了をクリックまたは開くでphotoshopが立ち上がります。また複数のRawデータで現像処理を一括処理したい場合、1つのRaw画像ファイルで適用した現像設定を複数のRawデータにペーストすることが可能です。
Camera Rawで設定を保存し(パネル内の一番右下の…内)Bridgeに戻り現像したRaw画像ファイルを右クリックして、プルダウンメニューの中の「設定を作成」の中で、設定をコピーをクリック、ファイル全てを選択して設定をペーストすれば完了です。
Bridgeで現像したいRawデータ全てを選択してダブルクリックすると、Camera Rawに全てのファイルが書き出されますので、ここでまた全てを選択して処理することでも一括処理できます。
「Camera Rawはphotoshopの付属ソフトで現像処理ができます。」
(下記写真参照 Camera Raw画面)

「ラベルとレーティングの機能」
特定のファイルのみを分類する際の方法で、ファイルにラベル(ラベルはファイルに対して5色に応じた色を選んで、タグをつけます)で分類したり、レーティングを星印を付けつことで行います。たとえば完全に気に入ったファイルを星5、キープを星3、などと決めて星印を付けていけば、画面右側にある星マークからフィルターを掛けることで、特定のレーティングやラベルを付けたファイルのみを抽出できます。

「検索・フィルター機能」
検索はコンピュター内とAdobe Stockも検索でき、検索窓内で検索場所を指定しAdobe Stockを検索するとブラウザが立ち上がりAdobe Stockページが開きます。
フィルター機能はフィルターパネル内で、特定のレーティングやラベルの表示切り替えができます。

「ファイル名の編集機能」
1つのファイル名を変えたい場合ファイル名の所をクリックして変更できます。
複数のファイル名を一括処理したい場合は、Bridge内で複数のファイルを選択した状態で、メニューバーの「ツール」メニューの「ファイル名をバッチで変更」で表示されたダイアログボックスにて、「保存先フォルダー」「新しいファイル名」「オプション」などを設定できます。

「スマートコレクション」
特定の情報から自動的に選んだファイルでスマートコレクションを作る事ができます。
画像入力機器、レンズの焦点距離、露光量、絞りの値、特定のファイル名等です。先ほどの検索・フィルターとの違いは、検索、フィルターが一時的にファイルを検索をかけますが、スマートコレクションはその検索情報を保存しておくことが出来る点です。

「コンタクトシートを作れる」
メニューバーの「出力」をクリックし、出力設定画面のテンプレート欄でカスタムにして「ドキュメント」で任意の大きさと、「グリッドと余白」欄で列と行のグリッドレイアウトを決めます。
(標準的な例 A4縦 列3 行6)
後はコンタクトシートに入れたいフォルダを開き、出力ビュー欄に入れたい画像ファイルを選択してドラック&ドロップすれば完成です。

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