photoshopは有料ですから使用頻度の少ない方にはお勧めしませんが、一眼レフカメラを持って月に2,3度は撮影に行く方や、スマホで撮影しても後処理で画像処理してみたい方などにお勧めします。
特に本格的に画像処理を学んでいこうと考えている方は、photoshop一択だと思います。
Adobe製品はサブスクリプションで、フォトプランなら月1078円で始められ(クラウドストレージ20GB)月2178円でクラウドストレージ1TBのプラン も有ります。「appleのicloudが2TBで1300円なので1TBで1100円UPは微妙ですね〜、、」
Adobe のホームページにアクセスして一番下までスクロールし、フォトプランから申し込みます。
フォトプランはphotoshop、Lightroom、Bridgeなどのソフトが使用可能で、photoshopは画像処理、Bridgeはファイル管理で2つのソフトを同時に使い、Lightroomは写真編集と整理の両方出来るので単体で使います。
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「解説に使用する環境はMac photoshop2022年度版です」
まず最初に便利なのは、付属するソフトのBridgeでブラウジングして写真を選ぶのが凄く便利です。
BridgeはAdobe製品全てに共通して使うファイル管理ソフトで、ファイフの拡張子に準じてソフトウエアーが立ち上がります。「右クリックすると使用できるソフトが選べます」
初期画面はこんな感じ
それを写真を選定しやすいように、下記画像の様に画面構成を自分なりに変えます。
フレームの縦横のラインにポインターを置くとサイズが変えられます。
「Lightroomでも整理はできますが写真をアルバムに読み込む必要があるので面倒です。ただポートフォリオを作るのには便利」
Bridgeは画面構成も自分好みにカスタマイズでき、不要な写真はゴミ箱に移動も出来ますから大量に撮影したデータの整理には欠かせません。外付けストレージもブラウジングできますから、内臓ストレージの容量が少なても大丈夫です。(クラウド上のデータにはアクセスできません)
ちなみにストレージはSSDがお勧めです。photoshopが仮想メモリとして使う場合に早いので、
あとパソコン自体も古いと動きが悪いのでなるべく新しく、GPUの性能の良いものを選びたいです。
気に入った写真は、星1から5までのマークをつけてチェックでき後からどの写真を選択したかがよく分かります。メタデータが付随していれば撮影時のシャッタースピード、絞りなどの確認もできて便利です。Rawデータだとコンテンツ画面で選択した画像を開くとCameraRawが立ち上がるので、そのまま現像作業に移れます。「なおRawデータ以外のスマホで撮ったJpeg画像などもコンテンツ画面で右クリックしてCameraRawで開くを選択すると、作業できます。」
またRawファイルがもし対応していなかったらAdobeが出しているDNGconverterを無料ダウンロードしてDNGに変換すれば読み込めるようになります。
CameraRawを経由しなくて良いファイルは、コンテンツ画面で選択した画像をダブルクリックすればphotoshopが立ち上がり作業に移れます。
画像処理について大きく三つのポイントがあります。明るさの調整(明度)
色調の調整(色相)、鮮やかさの調整(彩度)です。
この三つのポイントは凄く重要で、写真に限らず全ての色表現に共通することです。RawファイルはJpegなどと違いカメラ側で調整する割合が少ないので、CameraRaw画面で調整していきます。ここでの調整は非破壊処理ですので、後から何度でもやり直せます。
コンテンツ画面で選択したRaw画像を開くとCameraRawが立ち上がるので、(上記写真参照)まず一番下の解像度などが記されている所をクリックして環境設定を設定します。
ワークフローの欄は、カラースペースがカメラで埋め込まれたものになっているはずですから、AdobeRGBかsRGBに変えます。AdobeRGBは色空間が一番広く印刷用に適していますが、モニターが対応している機種が少なく完全に再現しません。しかし実質問題はないです。sRGBは汎用性が高くweb用にも適していますし、今のモニターはsRGBをほぼ100%カバーしています。
次にビット数をできれば16ビットに変えます。最終的には8ビットに戻すのですが、photoshopでの作業中は16ビットの方が階調が豊かなので画像が荒れにくいです。ただし16ビットにするとファイルサイズが大きくなるためメモリーに余裕がない場合は8ビットのままにして下さい。
Raw初期設定ではAdobe 初期設定がデフォルトですが、Raw 画像を撮影したカメラの設定を維持する場合カメラ設定に変えて下さい。
元のCameraRaw画面に戻り左のパレットで調整していきます。まず基本設定の上から、
色調の調整(色相)に相当する色温度、色かぶり補正
明るさの調整(明度)に相当する露光量〜黒レベル
鮮やかさの調整(彩度)に相当するテクスチャ〜彩度
などを調整していきます。
まず右側パネル上部のプロファイルの設定ですが、これはカメラプロファイルの事で、デフォルトのAdobeカラーか参照の中のカメラスタンダードが良いと思います。
右上のグラフはヒストグラムで写真の明るさの分布図です。左端が一番暗く一番右が明るく、8ビットデータだと0から255までになり、オレンジ色のマークはデータが黒く潰れている印です。なのでシャドウ部を明るくしていきます。まず露光量のスライダーを+0.30シャドウを+85にしてみました。
シャドウ部は明るくなりましたが、少し黒の閉まるのない画像になったのでハイライトを-18黒レベルを-22にすると黒が締まり富士山のハイライト部も出てきました。
下記動画で解説
色温度は太陽光やストロボが5000~6000K程度、白熱電球が約2800K、昼光色の蛍光ランプが約6500Kが目安ですが(正確に測定できるカラーメーターもあります)見た目で良いと思います。
明るさの調整は色々できますが、撮影時の露光量が適正であればあまりいじる必要はありません。
ディテールでRawファイルの場合のみシャープネスが少しかかっていますが、普通はそのままで良いとおまいます。
鮮やかさの色調の調整は特に風景写真などは、かすみの除去は有効だと思います。
レンズの欄は一般的なレンズ収差を補正するのに使用できるレンズプロファイルが使えるので有効で、ワイドレンズの歪みなど良くなります。
最後に(開く)をクリックするとphotoshop画面になります。
このようにRawデータの現像作業がスムーズに行え、同時に複数のファイルも処理できます。
慣れてしまえば行う作業はほぼ同じ内容なので、ストレス無く処理できます。
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